【書評・感想】『そして、バトンは渡された』映画化もされた2019年本屋大賞が面白かった！

「何度も言うけど、俺、本当にラッキーだったよ。優子ちゃんがやってきて、自分じゃない誰かのために毎日を費やすのって、こんなに意味をもたらしてくれるものなんだって知った」

どうも、ゴマ（@gomago_gomago)です。

今回は瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』を紹介していきます。

2019年の本屋大賞受賞作でずっと気になっていた作品の1つではあったのですが、10月29日より映画が公開されたということで「読むなら今しかない」と思い購入しました。

『そして、バトンは渡された』あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

文春文庫より

『そして、バトンは渡された』感想

そもそも、この作品を読もうと思ったきっかけは2つ。

簡単に言ってしまえば、いわゆるミーハーというやつです。

文庫化した時点で購入を考えていたのがずるずるとここまで来ていたのですが、映画も公開される以上読むタイミングは今しかないと思いました。

　

感想を一言で言ってしまえば、あったかい気持ちにさせてくれるとても良い作品だと思いました。

普段ミステリばっかり読んでいてこういった作品を読むことは少ないのですが、何気ない日常を描いているのに「父親が3人、母親が2人いる」ということが物語を紡ぎ出してくれていると感じます。

普段はミステリばっかり読んでいる私でしたが、スラスラと読み終えてしまいました。

こういったテイストの作品ももっと読んでいってもいいのかなと思いました。

　

とても面白い作品でした。本屋大賞受賞作は外れがありませんね。

本日はここまで。

Twitterもやっています。良ければフォローお願いします。