2021年9月に読んだ本紹介【ゴマの読書記録】

ゴマの読書記録

どうも、ゴマ(@gomago_gomago)です。

10月に入ったので、本日は毎月恒例9月に読んだ本の振り返りと簡単な紹介をしていきます。

今月は全部で9冊。1つの記事にまとめたのでやや長くなっていますがご容赦ください。

※ 読んだ順に紹介しています。

小説編

『獣の奏者Ⅰ 闘蛇編』上橋菜穂子

王国の矛盾を背負い、兵器として育成される凶暴な蛇――闘蛇。
各界で話題騒然!傑作ファンタジー巨編、ついに文庫化。

リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!

講談社BOOK倶楽部より

 

1冊目は上橋菜穂子さんの『獣の奏者 Ⅰ闘蛇編』

今まで私が紹介してきた本とは毛色がかなり違いファンタジーなのですが、こちらは嫁から勧められた作品

こうしたファンタジー系はほとんど読んだことが無かったのですが、面白くて引き込まれてしまいました。

Kindle Unlimitedで利用できたので読み進めていたのですが、9月で利用できなくなってしまいⅠだけしか読めなかったのが惜しいです…。

『沈黙のパレード』東野圭吾

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された――
容疑者は女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!

ガリレオvs.善良な市民たち

“容疑者X”はひとりじゃない。

文藝春秋BOOKSより

 

2冊目は東野圭吾さんの『沈黙のパレード』

大人気シリーズの1つであるガリレオシリーズの第9弾で、文庫化されたので早速購入して読了しました。

続きが気になって気になって仕方がなく、長編ではあったのですが数日で読み終えてしまいました。

 

『沈黙のパレード』については個別の書評記事もあげているので、良ければそちらもどうぞ。

『鬼の跫音』道尾秀介

謎の男「S」が仕掛ける6つの罠。

ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂!

KADOKAWAより

 

3冊目は道尾秀介さんの『鬼の跫音』

道尾秀介さんの作品をまた読みたいなあ、と思っていたところ、Kindle Unlimitedで利用できたのでこの本を選択。

イヤミスが多いことで有名な作者ですが、この作品もなかなかに暗い気持ちにさせてくれる作品でした。

6つの作品が載っている短編集なのですが、いずれの作品も「救いがないな…」と感じました。

『あの日、君は何をした』まさきとしか

北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとする。
刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。
『完璧な母親』で最注目の著者が放つ、慟哭のミステリー。

小学館文庫より

 

4冊目はまさきとしかさんの『あの日、君は何をした』。

本屋で平積みされていて、その雰囲気とあらすじに惹かれて購入しました。

15年前の事件と現代の事件、読んでいても何の結びつきもないようにしか見えない2つの事件が少しずつつながっていく様がなんとも不思議でした。

真相がすべて明らかになった時の高揚感は半端なかったです。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。

新潮社より

 

5冊目はブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

これもタイトルと表紙で気になっていたんですが、あらすじを見て自分好みではないかなあ…と思ってなかなか手が出せずにいた1冊です。

Kindle Unlimitedで利用可能なのを見つけて、これはチャンスと思って利用開始しました。

ノンフィクションということで、自分の知らない世界を知ることが出来ました。

自分が中学生の時にはこんな考え方はできなかっただろうなあ。

『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン

高校生のピップは自由研究で、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に関係者にインタビューする。だが、身近な人物が容疑者に浮かんできて……。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、傑作謎解きミステリ!

東京創元社より

 

6冊目はホリー・ジャクソンさんの『自由研究には向かない殺人』

こちらもタイトルとあらすじに惹かれて購入しました。

ミステリによくある警察や名探偵が登場するのではなく、自由研究という形でのアプローチが斬新でした。

探偵が学生ということもあり、証拠を確保するために結構無茶なことをしているのと、作者の癖なのか翻訳者の癖なのか、「ん?」となるような言い回しが多かったのが気になりました。

ただその点を差し引いても面白かったです。

『叙述トリック短編集』似鳥鶏

*注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。

本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!

よく「叙述トリックはアンフェアだ」と言われてしまいます。これが叙述トリックというものの泣きどころです。
では、アンフェアにならずに叙述トリックを書く方法はないのでしょうか?
答えはノーです。最初に「この短編集はすべての話に叙述トリックが入っています」と断る。そうすれば皆、注意して読みますし、後出しではなくなります。
問題は「それで本当に読者を騙せるのか?」という点です。最初に「叙述トリックが入っています」と断ってしまったら、それ自体がすでに大胆なネタバレであり、読者は簡単に真相を見抜いてしまうのではないでしょうか?
そこに挑戦したのが本書です。果たして、この挑戦は無謀なのでしょうか? そうでもないのでしょうか?その答えは、皆様が本書の事件を解き明かせるかどうか、で決まります。

講談社BOOK倶楽部より

7冊目は似鳥鶏さんの『叙述トリック短編集』

9月には以下の「どんでん返しがすごい」という触れ込みはネタバレじゃないのか?というテーマの記事を上げましたが、それに対するアンチテーゼのような作品を知ったので迷わず購入しました。

あらすじにもある通り、この作品は叙述トリックを使っていることを最初から明言しています

読んだ感想としては、意外とあるといわれていても気付かないものだな、ということ。

ただ作者が1番やりたかったであろう叙述トリックは気付けたので、読み終わった時の驚きはそこまで大きくなかったです。

自己研鑽編

『ひとりビジネスの教科書』佐藤伝

図解版でおもしろさ200%パワーアップ! 「ひとりビジネス」は最強のビジネスモデル。リスクなし、貯金なしで、だれでも始められる自宅起業。「自分らしい自宅起業」で、お金と自由を手に入れて幸せに成功する方法。年収1000万も夢ではない!

学研出版サイトより

自己研鑽編1冊目は佐藤伝さんの『ひとりビジネスの教科書』

副業を始めていくうえで役に立つかなと思い、読了しました。

なかなか今の自分ではハードルが高いところも多かったですが、できることから始めていきたいですね。

個人的には「ミッション」と「ビジョン」の話が刺さりました。

自分の人生におけるミッション・ビジョンが何なのか、ひとりビジネスを始めるにしてもそうでないにしても明確にしておくべきだなと思いました。

『たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法』原邦雄

これまで、「ほめる」ことで50万人の人生を変えてきた著者が、
「ほめ言葉」を使って、まるで魔法のように
人生に奇跡を起こす方法を教えます! !

アスコムより

最後の1冊は原邦雄さんの『たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法』

今の職場でも「誉めて伸ばす」ということが重視されていますが、誉め方の技術やテクニックについての本は読んだことが無かったなと思ったのでいい機会だと思い読了しました。

大事なのは「結果」ではなく、「行動」や「努力」、そして「人間性」を誉めること。どうしても結果に目が行きがちなので、ここは意識してやっていきたいなと感じました。

加えて「人を誉めるにはまず自分から」。最近は自己肯定感が低くなっているなと感じるので、まずは毎日の振り返りの中で自分の良かったことを振り返っていこうと思います。

9月の振り返り

ということで、本日は9月に読んだ本の紹介をしていきました。

皆様の気になった1冊はありましたでしょうか。

先月の振り返りで、「今月は自己研鑽のための読書を増やしたい」と言っていましたが、今月も増やすことが出来ませんでした。

時間をとって読むようにしているのですが、なかなか読書量が増えません。

小説を読む時間を減らすという手もありますが、自己研鑽のための読書はちゃんと振り返り・まとめをしないとすぐに忘れてしまうので、読書量を増やすだけでは自己研鑽にはつながらないので難しいところです。

仕事の方は忙しくなってきていますが、それでも読書量を減らすことなく継続できたのは良かったポイントかなと思います。

本日はここまで。

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