『わたし、定時で帰ります。』定時で帰れない社会人が全員読むべき珠玉の1冊!

ゴマの読書記録

どうも、ゴマと申します。

今回は小説の書評。記念すべき1発目は朱野帰子さんの『わたし、定時で帰ります。』の書評です。

ただのお仕事小説かと思いきや、心に響く箇所、実際の仕事に役立ちそうな箇所がたくさんあり、是非残業で帰れない全社会人に読んでほしい1冊だと思ったので、紹介していきます。

(まあ、私そのうちの1人なので偉そうなことは言えない…)

あらすじ


絶対に定時で帰ると心に決めている会社員の東山結衣。非難されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人……。様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司が現れて!? 働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、全く新しいお仕事小説!

新潮社より

 

『わたし、定時で帰ります。』のおススメポイント

『わたし、定時で帰ります。』の個人的おススメポイントは以下の2つ。

  1. 主人公の結衣が生産性を上げるためのアクションをしているので、実際の仕事でも参考にできる。
  2. 「残業で帰れない…」という人全員が、「これ、自分のことだわ…」と思えるような人物が登場する。(共感できる)

では、もう少し具体的に解説していきます。

主人公の結衣が生産性を上げるためのアクションをしているので、実際の仕事でも参考にできる。

主人公の結衣は、定時に帰るためにのらりくらりと渡される仕事をかわしているだけではありません。

定時に帰るためにも、如何にして時間内に仕事を終わらせるか、ということに非常に重きを置いています。

例えば、このシーン。

引き出しから古いデジタル時計を出し、タイマーをセットする。

『わたし、定時で帰ります。』本文より

人間は制限時間(締切)を意識することによって集中力が高まります。締切ギリギリにならないとやる気が出ない、なんて言う人もいますが、それもこの一種ですね。

この時間内にこれだけの仕事を終わらせる、と決めて実行することによって高い集中力を発揮し仕事の生産性が上がるということですね。

ちなみに、この制限時間を決めてタスクをこなすテクニックをポモドーロ・テクニックというらしいです。私もこのブログを書くために調べて、初めてその名を知りました。

 

他にも、小腹が減った時のために大豆を買うシーンがあります。大豆は以前のSOYJOYの記事で書いた通り低GI食品です。空腹感を感じにくいだけでなく、血糖値の乱高下を抑えてくれるので集中力も下がりにくいです。

集中力をアップさせるために、ナッツを食べることをおススメしている本なども多いです。ナッツも大豆同様低GI食品であり、集中力を高める栄養素も豊富に含んでいるからです。

あ、もちろんですが食べすぎはNGです。満腹になってしまうと集中力は下がってしまいますからね。

 

また、結衣が昼休みに寝ているシーンもあります。これも生産性を高める工夫の1つです。(もしかしたら、そういう意図で書いてるわけではないのかもしれませんが。)

15分程度の短い休息をとることによって、集中力や体力が回復し、脳もスッキリするため活動的になれるわけですね。

ただし、気を付けなければならないのは長く寝すぎてはいけないということです。寝ているときだんだんと熟睡状態に近づいていくので、熟睡に近い状態で起きてしまうと頭がボーっとしたりしてしまい、却って逆効果になってしまうんですね。

 

このように、本書ではちょこちょここうした実際の仕事に活かせる工夫が出てきます。

もし「生産性を上げたい!」と思っていてこれらを実践したことが無いのであれば、取り入れてみるのはいかがでしょうか。

  

「残業で帰れない…」という人全員が、「これ、自分のことだわ…」と思えるような人物が登場する。(共感できる)

ハッキリ言うと、「残業で帰れない…」という人全員が本書の中の誰かに当てはまります。

真面目なことしか取り柄が無いから残業してでも真面目に働いているところを見せなきゃいけない

仕事ができないから他の人から見られない時間でやるしかない

出世のために他の人よりもたくさん働かなきゃいけない、などなど。

この中にも、「あ、これは自分のことだ…」と思った人もいるんじゃないでしょうか。ちなみに、2つ目はまんま大学院時代の私なのでウッてなりました。

 

そして、本書ではこのような状態の人たちを客観視することが出来るのです。

客観的にみると、残業するのが常態化してしまって「残業するのが当たり前」になってしまっており、残業を如何にして減らすかというアクションが起こせていないことがわかります。

もし今、残業前提の計画を立てているのだとしたら業務時間内に終わらせるためにはどうすればいいかを考えてみましょう。そして、どう考えても終わらないというのであればそれは今日中に終わらせなければいけないのかも考えてみましょう。

もちろん、そもそもの業務量が明らかに異常で業務時間だけで終わらせるのはどう考えたって無理、という人もいるでしょう。その場合、そこで働くのはほぼ間違いなくあなたのためになりません。いち早く逃げましょう。

 

感想とまとめ

ほとんどミステリー小説しか読まない私ですが、何の因果かこの本に巡り合うことが出来ました。やたらとおススメしてきたAmazonのプライムリーディングには感謝です。

最初にも話した通りですが、全社会人、特に残業で帰れない全社会人に読んでほしいと思った1冊です。自分の働き方を見直す良いきっかけになるかもしれません。

もちろん、小説なのでいろんな波乱が出てきます。会社の変革の波にのまれ、結衣もどんどん定時で帰るのが難しくなってしまいます。そんな中で結衣がどうやって立ち回っていくのか。

上で話したような「生産性を上げるためのアクション」や「共感できる登場人物」だけでなく、ストーリーも非常に面白いです。

この記事を読んで興味を持った方は是非一度、本書の方も手に取ってみてください!


  

ということで、本日はここまで。

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