【書評・感想】『クジラアタマの王様』これは、夢か現実か。ノンストップ活劇エンターテイメント!

ゴマの読書記録

「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救うことができればそれでいい」

どうも、ゴマ(@gomago_gomago)です。

今回は伊坂幸太郎さんの『クジラアタマの王様』を紹介していきます。

本当は伊坂幸太郎さんの『ホワイトラビット』を読もうと思っていたのですが、こちらの作品がKindle Unlimitedの対象になっていたので「それなら対象外になる前に読まなきゃ…」と思って先にこちらを読むことにしました。

※ 現在はKindle Unlimitedの対象からは外れています。

『クジラアタマの王様』あらすじ

巧みな仕掛けとエンターテインメントの王道を
貫いたストーリーによって、
伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放った
ノンストップ活劇エンターテインメント。

異物混入、政治家、アイドル、
人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥――。

伊坂幸太郎の神髄がここに。

NHK出版より

『クジラアタマの王様』感想

伊坂幸太郎さんの作品を読むのは久々でした。

個人的には伊坂さんの作品は好き嫌いがハッキリわかれることが多いのですが、『クジラアタマの王様』はかなり自分好みの作品でした。

 

伊坂さんの作品だとよく現実的な世界の中にファンタジックな世界が入ってきますが、今回の『クジラアタマの王様』もその例に漏れません。

夢の世界での戦いに勝利すると現実での困難を乗り越えられる、という摩訶不思議な展開です。

パラレルワールドにも近い話の展開ですね。

 

そしてこの作品の面白いところは挿絵(コミックパート)の使い方です。

最初は「謎のマンガが挟まれているけど、なんだこれは…?」という風に思っていたのですが、だんだんストーリーと繋がっていることがわかってきます。

それがわかってくるとコミックパートでなんとなく次の展開が予想できるので、「この後どうなっちゃうんだ?」というハラハラ感を感じさせられました。

 

新型インフルエンザの話も出てきてコロナウイルスを彷彿とさせますが、コロナ禍前の作品だということにビックリ。

それも含めて面白い作品でした。

本日はここまで。

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