どうも、ゴマです。
本日は、東野圭吾さんの『仮面山荘殺人事件』をネタバレなしで紹介していきます。
こちらの作品は1990年に刊行されているのですが、個人的には東野圭吾作品の中で最高傑作だと思っています。(全作品を読んだわけではないので、今後更新される可能性はありますが…。)
「東野圭吾作品の中でどれがおススメ?」と聞かれたら、迷わずこの作品の名前を上げます。どれから読もうか迷っている人は、是非この作品から読んでみることをおススメします。
『仮面山荘殺人事件』のあらすじ
講談社BOOK倶楽部より
8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。
『仮面山荘殺人事件』のおススメポイント
『仮面山荘殺人事件』の魅力はまず何よりもその舞台設定です。
この作品、いわゆるクローズド・サークルものにあたるのですが、この作品もそのクローズド・サークルの作り方に大きな特徴があります。
あらすじにも載っているのでお話ししてしまいますが、主人公たちが集まる山荘に強盗が立てこもることにより外界と遮断され、その中で殺人事件が発生します。
クローズド・サークルと言えば、雪山の山荘だとか絶海の孤島だとかそういった自然環境に左右されるものが多い印象ですが、本作は強盗の立てこもりによるクローズド・サークル。
衝撃的なクローズド・サークルの作り方というと、以前にも紹介した『屍人荘の殺人』がありますが、30年も前からこんな衝撃的なクローズド・サークルの作り方をしているとは驚きです。
そして、1番疑わしい強盗は犯人になりえない状況。つまり、身内に犯人がいることになってしまいます。
犯人は一体誰なのか。そして、なぜ強盗が立てこもるという過酷な状況の中で罪を犯したのか。
読み進めていくうちにどんどんと事件の全貌が明らかになっていくのですが…。最後には衝撃の結末が待っています。
最後の最後には全てがひっくり返ります。衝撃的過ぎて椅子から転げ落ちると思います。
『仮面山荘殺人事件』の感想
端的に一言で言ってしまえば、「とんでもない作品だ…」ですね。
おススメの際に、最後が衝撃的過ぎて椅子から転げ落ちるなんて書きましたが、大袈裟じゃないと思っています。
私は前情報なく読んでいたので、結末に向かっていく中で「何だかありきたりな終わり方になりそう…」だなんて思っていました。
そしたら最後の最後でひっくり返されて、椅子から転げ落ちることはありませんでしたがあまりの衝撃に鳥肌が立ったことを今でも覚えています。
思えば、自分がどんでん返しが好きになったのはこの作品を読んでからな気がしますね。
古い作品ではありますが、今の時代に読んでも十分面白い作品だと思います。
気になる方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
本日はここまで。
Twitterもやっています。良ければフォローお願いします。
コメント