2022年3月に読んだ本【ゴマの読書記録】

ゴマの読書記録

どうも、ゴマ(@gomago_gomago)です。

4月に入ったので、本日は毎月恒例3月に読んだ本の振り返りと簡単な紹介をしていきます。

『カエルの小指』道尾秀介

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」
詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、
訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。
母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。
武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する。

講談社BOOK俱楽部より

1冊目は道尾秀介さんの『カエルの小指』

先月に読んだ『カラスの親指』の続編です。

 

『カラスの親指』は道尾作品の中でも、登場人物が後ろ暗い過去を持っているのにも拘わらずその暗さを感じさせない作品になっており、『カエルの小指』もその傾向がみられます。

最後にはどんでん返しも待っており、道尾作品を読んだことが無いという人にはぜひとも1冊目におススメしたいシリーズです。

 

『カエルの小指』だけ読んでも十分面白いですが、『カラスの親指』を匂わせる内容がちらほらと出てくるので『カラスの親指』を読んでから読むことをおススメします。

 

『カラスの親指』と合わせて個別の書評記事も書いていますので、そちらもどうぞ。

『神とさざなみの密室』市川憂人

ここはどこ!? 女子大生の凛は記憶を辿るが、何も思い出せない。暗い部屋で、両手首を頭上で縛られている。一体誰がこんなことを。恐怖に駆られる凛の前に、突然見知らぬ男が現れる。両者の間に横たわる、顔を焼かれた死体――。破局のタイムリミットが近づく中、対立する政治団体の男女を、疑惑と憎悪、密室と死体の謎が翻弄する。本格ミステリ新世代の旗手による究極の密室監禁サスペンス。

新潮社より

2冊目は市川憂人さんの『神とさざなみの密室』

個人的に好きな作家の1人である市川憂人さんの作品。

読むタイミングを逃してずっと文庫化するのを待っていたのですが、ついに文庫化されました。

 

閉じ込められた部屋の中には顔を焼かれた死体という謎に謎を重ねた状態からスタートします。

市川作品は「マリア&漣」シリーズのように登場人物のキャラクター性が強いイメージがありますが、この作品にはその傾向はみられません。

しかしながら閉じ込められた2人が対立する政治団体に所属しており、2つの政治団体の特徴を色濃くしていたのかなと感じました。

 

面白い作品ではありましたが、若干「あれ、もう終わりなの?」と思ってしまったのは否めません。

途中までは姿の見えない犯人に翻弄されている感じがありましたが、最後の展開はあっという間でした。

最後にもう一山あるかと思いましたが、そんなことはなく…。今までの作品と比べると、物足りなさを感じます。

『彼女が最後に見たものは』まさきとしか

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。
そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。
予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?

彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。
彼女はなぜホームレスになったのか。
誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。

理不尽な死と家族の崩壊を圧倒的な筆致で描く、
大ヒットミステリ『あの日、君は何をした』続編!!!

小学館より

3冊目はまさきとしかさんの『彼女が最後に見たものは』

話題にもなった『あの日、君は何をした』の続編で、今作も風変りな刑事である三ツ矢が活躍します。

 

2つの殺人事件にスポットが当たっており、調べていくにつれて徐々に2つの事件がつながっていきます。

派手さはありませんが、細かいところにもしっかりと目を付けじわじわと真相に辿り着いていく様は圧巻です。

 

前作よりも三ツ矢刑事の変人っぷりに拍車がかかっているようにも感じるのですが気のせいでしょうか。

シャーロックホームズも奇人のように描かれていることが多いですが、名探偵(名刑事)の特徴なのかもしれません。

『満願』米澤穂信

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴(ざくろ)」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。

新潮社より

4作目は米澤穂信さんの『満願』

第166回直木賞を受賞し、今話題の作家の1人に違いない米沢穂信さんですが、私は『氷菓』を昔読んだ程度だったので久々に米澤作品を手に取ってみました。

だったら『黒牢城』読めよと思われそうですが…。

 

短編集ですが、どの作品もしっかりとしたオチがあって読み応えのある作品ばかりでした。

人間の恐ろしさを感じさせるような作品が多く、背筋が凍るようなおぞましさを感じます。

 

「関守」はベタなオチにも感じましたが、それ以外はどれも面白かったです。

個人的には「万灯」が好き。

『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』鴨崎暖炉

「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。

そんななか著名なミステリー作家が遺したホテル「雪白館」で、密室殺人が起きた。館に通じる唯一の橋が落とされ、孤立した状況で凶行が繰り返される。

現場はいずれも密室、死体の傍らには奇妙なトランプが残されていて――。

宝島CHANNELより

5冊目は鴨崎暖炉さんの『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』

第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作です。

 

山奥にひっそりとたたずむ雪の館というただでさえ「何か起こる」であろう状況に密室というおまけつき。

ミステリ好きなら飛びつくであろう文言がふんだんに散りばめられており、私も飛びついた1人です。

 

どのトリックも大がかり過ぎて「流石に無理があるのでは…?」と感じるものが多かったですが、最後のトリックはシンプルでとても面白かったです。

 

個人的には動機があまり書かれていないのが残念でした。

「こんな大がかりなトリックを使うのだから、それだけの殺す理由があるのだろう」と思っているので、もう少し動機についても描かれていてほしかったです。

終わりに

ということで、本日は3月に読んだ本の振り返りと紹介をしていきました。

読書量もさることながら、今月は全くと言っていいほどブログを更新できなかったのが反省点です。

繁忙期に入って忙しくはあったのですが、忙しいことを言い訳にブログから逃げていた感はありますね…。

ブログを始めた当初の勢いはどこに行ってしまったのか…。

 

このままだとズルズルと更新しなくなる一方にも思えるので、今月は読書量だけでなくブログの更新回数も増やせるように頑張ります

 

本日はここまで。
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