2021年6月に読んだ本紹介【ゴマの読書記録】小説編

ゴマの読書記録

どうも、ゴマです。

今日から7月ということで、本日は6月に読んだ本の振り返りと簡単な紹介をしていきます。

今回は小説編です。

※ 読んだ順で掲載しています。

小説編

『わたし、定時で帰ります。』朱野帰子

絶対に定時で帰ると心に決めている会社員の東山結衣。非難されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人……。様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司が現れて!? 働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、全く新しいお仕事小説!

新潮社より
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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫) [ 朱野 帰子 ]
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まず1冊目は朱野帰子さんの『わたし、定時で帰ります。』です。

こちらは書評記事にも書きましたが、定時で帰れないという悩みを持つ全社会人に読んでほしい1冊です。

『蒼海館の殺人』阿津川辰海

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。

政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。
名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、
激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。

刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。

講談社BOOK倶楽部より
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蒼海館の殺人 (講談社タイガ) [ 阿津川 辰海 ]
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2冊目は阿津川辰海さんの『蒼海館の殺人』です。

こちらはシリーズの2作目で、いわゆる本格ミステリに属します。

このシリーズはクローズド・サークルで事件が起こるのですが、何より特徴的なのはそのクローズド・サークルの作り方。

あらすじにもあるので書いてしまいますが、この作品は洪水が迫りくる中で事件が起こります。

探偵自身も過酷な状況に対応しなければいけない中で、如何にして事件を解決していくのか。本作の注目ポイントの1つです。

 

ただ本作はシリーズの2作目であり、1作目の『紅蓮館の殺人』を読んでいないと話の内容がわからない部分がたくさん出てきてしまいます。

1作目を読んでなくても楽しめるか、と言われると素直にYESとは言えないので、是非興味のある方は1作目の『紅蓮館の殺人』から読むことをおススメします。

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紅蓮館の殺人 (講談社タイガ) [ 阿津川 辰海 ]
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2作合わせてちゃんと紹介したい作品なので、いずれ別記事を上げるかもしれません。

『背の眼(上)(下)』道尾秀介

児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か? 第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

幻冬舎より

「ゴビラサ……」道尾の前で謎の言葉を呟いた男は、数日後に刺殺体で発見された。やがて、彼の残した言葉と度重なる霊現象が結びついた時、孤独な少年の死に端を発した一連の事件にまつわる驚愕の真実が明らかになる。美貌の助手・凜を伴う怜悧な霊現象探求家・真備と、売れないホラー作家・道尾のコンビが難事件に挑む!

幻冬舎より


3,4冊目は道尾秀介さんのデビュー作『背の眼』です。

道尾秀介さんは最近『シャドウ』を読んで、そこからすっかりハマってしまいました。

「今1番好きな作家は誰ですか?」と聞かれたら、道尾秀介さんの名前を出すでしょう。

 

この作品はホラーミステリーというのが1番適切でしょうか。

あまり手を付けたことのないジャンルで、どちらかと言えば本格ミステリが好きな私としては、「ホラーの要素を足したらなんでもありなのでは…?」という疑問を持ちつつ読んでいました。

当たり前と言えば当たり前なのですが、そんななんでもありで好き勝手やって面白い作品が作れるわけがないですね。納得の展開でした。

ホラー要素が入っているので、普段よりはペースが遅くなるかなあという不安もあったのですが、杞憂に終わりました。

『ロートレック荘事件』筒井康隆

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが……。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か? アリバイを持たぬ者は? 動機は? 推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。

新潮社より
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ロートレック荘事件 (新潮文庫) [ 筒井 康隆 ]
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5冊目は筒井康隆さんの『ロートレック荘事件』。

私の予定では『背の眼』が読み終わった段階で次にお話しする『ボーンヤードは語らない』を読み始める予定だったのですが、思った以上に早く『背の眼』を読み終えてしまったのでそこまで長くはないが十分な満足感を得られると聞いたこの作品をチョイス。

最後にはどんでん返しが待っていますが、物語の随所に違和感は散りばめられているので注意深く読んだら結末が分かってしまうかも?

どんでん返しが好きな人にはたまらない1作です。

『ボーンヤードは語らない』市川憂人

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは、士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。実は引き受けたマリアたちの胸中にも、それぞれの過去――若き日に対峙した事件への、苦い後悔があった。
高校生の漣が遭遇した、雪密室の殺人。ハイスクール時代のマリアが挑んだ、雨の夜の墜落事件の謎。そして、過去の後悔から刑事となったマリアと漣がバディを組んだ、“始まりの事件”とは? 大人気シリーズ第四弾は、主要キャラクターたちの過去を描いた初の短編集!

東京創元社HPより
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ボーンヤードは語らない [ 市川 憂人 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/6/27時点)


6冊目は私の大好きな<マリア&漣>シリーズ最新作、市川憂人さんの『ボーンヤードは語らない』です。

シリーズ初の短編集であり、マリアや漣の過去にも踏み込んだ作品になっています。

こちらの記事で紹介していますので、詳しくはこちらを見てください。

 

以上6冊。ビジネス本等も読んでいるので本当はまだまだあるのですが、長くなりそうなのでひとまず今回はここまでとします。

また、次の記事でビジネス本編もUPする予定なので、良ければそちらもご覧ください。

 

本日はここまで。

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