どうも、ゴマ(@gomago50gomago)です。
今回は「心がえぐられる!おすすめイヤミス3選」と題して、私がこれまで読んだ作品の中からおすすめのイヤミスを3作品紹介します。
イヤミスを読みたいけど、何から読めばいいの?
面白いイヤミスを知りたい!
そんな風に「イヤミス」に興味がある人には、是非とも読んでほしい3冊です。
それでは早速見ていきましょう!
『告白』湊かなえ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人の家族」「犯人」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。
双葉社より
1冊目に紹介するのは、湊かなえ先生の『告白』。
湊かなえ先生のデビュー作であり、第6回本屋大賞受賞作でもあります。
愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたからです。
ホームルームで告げられる衝撃的な告白から物語は始まります。
「教師」→「同級生」→「犯人の家族」→「犯人」→……と各章の語り手の告白から、事件の全体像が徐々に浮かび上がります。
章を追うごとに各人の思惑が浮かび上がり、予想もしていない方向に話は進んでいきました……。
中学生が幼い女の子を殺したところからスタートする時点で、かなり嫌な気持ちになる展開です。
ただそれ以上に、事件の様相が見えてからの方がどんどん嫌な気持ちになってきます。
湊かなえ先生の真髄が垣間見える1冊です。
『向日葵の咲かない夏』道尾秀介
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
新潮社より
2冊目に紹介するのは、道尾秀介先生の『向日葵の咲かない夏』。
道尾秀介先生の作品が大好きな私ですが、『向日葵の咲かない夏』はその中でも屈指のイヤミスだと思います。
物語の主人公は小学生の僕。
終業式の日、欠席した友人・S君の家を訪れると、そこでS君の首吊り死体を発見します。
しかしながら、S君の死体は忽然と消えてしまい、あるものに姿を変えて現れました。
姿を変えたS君とともに事件の真相を追いますが、果たしてその真相は如何に……。
物語全体が異様な雰囲気に包まれている本作。
先を読むには覚悟が必要な1冊と言っても過言ではありません。
常に後ろ暗さを抱える展開が続くので、メンタルが元気な時に読むことをおススメしたい1冊です。
特にその異様さ、暗さを感じるのはラストシーン。
どんでん返しの展開もあるのですが、それ以上の衝撃の結末が待っていました。
『許されようとは思いません』芦沢央
「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。だが売上伝票を見返して全身が強張る。本来の注文の11倍もの誤受注をしていた――。躍進中の子役とその祖母、凄惨な運命を作品に刻む画家、姉の逮捕に混乱する主婦、祖母の納骨のため寒村を訪れた青年。人の心に潜む闇を巧緻なミステリーに昇華させた5編。
新潮社より
3冊目に紹介するのは、芦沢央先生の『許されようとは思いません』。
この作品は短編集で、以下の5作が収録されています。
- 目撃者はいなかった
- ありがとう、ばあば
- 絵の中の男
- 姉のように
- 許されようとは思いません
どの作品も人間の心の闇を描いた短編になっています。
結末はどれも衝撃的。
そんな理由でそこまでするの……、と驚愕してしまいます。
どの作品も面白いのですが、個人的に1番面白かったのは『姉のように』。
イヤミスらしく嫌な気分にさせられるだけでなく、最後にはどんでん返しのおまけつき。
人間の心理を上手く突かれた作品でした。
まとめ
ということで、本日はおススメイヤミス3選を紹介しました。
イヤミスを読んでみたいけどどれから読めばいいのか……、と迷っているあなたの参考になれば幸いです。
本日はここまで。
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