以上、よい子の味方、みんなのヒーロー、
森のくまさんからのおしらせでした
どうも、ゴマ(@gomago_gomago)です。
今回は堀内公太郎さんの『公開処刑人 森のくまさん』を紹介します。
第10回「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉であるこちらの作品。
童謡を思い起こさせるような可愛いタイトルではありますが、内容は全く可愛くありませんでした。

タイトルに釣られて買いましたが、満足度の高い1冊でした!
『公開処刑人 森のくまさん』あらすじ
童謡を歌いながら、アイツがやって来る!ネット上に実名を晒された悪辣なレイプ犯や鬼畜なキャバ嬢が、次々に処刑されていく――。掲示板に犯行声明を出す「森のくまさん」を名乗るシリアル・キラーの正体は!?
宝島CHANNELより
『公開処刑人 森のくまさん』感想
読了後の私のTweetはこちら。
どこか可愛らしさも漂うネーミングと装丁ですが、「公開処刑人」と名の付く通り「森のくまさん」は恐ろしい連続殺人鬼。
表紙の絵も可愛らしい熊の絵が描かれていますが、よく見れば血の跡も一緒に描かれています。
童謡『森のくまさん』を歌いながら襲う様はまさにサイコパスです。

お、恐ろしいゴマ…。
「森のくまさん」はそんな恐ろしい殺人鬼なのですが、世間ではそんな殺人鬼を恐れるばかりか讃えるような風潮さえあります。
というのも、「森のくまさん」のターゲットはレイプ常習犯などの悪党と言っても差支えがない人ばかり。
どこか「森のくまさん」を正義のヒーローかのように扱う空気が流れます。
物語が進むにつれて「森のくまさん」の正体が見えてきますが、その正体はなんと…!
ネタバレになるので多くは話せませんが、個人的には作者にしてやられたなと思いました。
本当にいろんなところにヒントが散りばめられていたのに、そこに気付けなかったのがとても悔しいです。

「誰が犯人なんだろう」と思いながら読んでいるのに、気付かないものですね…。
物語のテンポもよく、読みやすくて面白い1冊でした。
興味のある方はぜひ一度手に取ってみてください。
本日はここまで。
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