どうも、ゴマ(@gomago50gomago)です。
今回は毎月恒例、2月に読んだ本の振り返りと簡単な紹介をしていきます。
2月の読了本は5冊。
1月は10冊読んだので、1月に比べるとかなり少ない冊数になってしまいました。
それでは早速見ていきましょう!
『獣の奏者 3探求編』『獣の奏者 4完結編』『獣の奏者 外伝刹那』
愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、エリンは歴史に秘められた真実を求めて、過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遥かな谷を目指すが……。
講談社BOOK倶楽部より
闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王(ヨジエ)の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天に舞う時、伝説の大災厄は再びもたらされるのか。
講談社BOOK倶楽部より
壮大な物語世界に潜む、女たちの生と性。
講談社BOOK倶楽部より
エリンとイアルの「空白の11年」などを明らかにする物語集。
王国の行く末を左右しかねぬ政治的運命を背負ったエリンは、女性として、母親として、いかに生きたのか。エリンの恩師エサルの、若き頃の「女」の顔。まだあどけないジェシの輝く一瞬。一日一日、その時を大切に生きる彼女らのいとおしい日々を描く物語集。 エリンの母ソヨンの素顔を描いた単行本未収録短編「綿毛」収録。
1~3冊目は上橋菜穂子さんの『獣の奏者』。
「闘蛇編」「王獣編」は1月に読み終え、2月は続きの「探求編」「完結編」「外伝刹那」を読み終えました。
外伝も含めて驚異の1760ページ。
他の本と併読しながら読んでいたこともあり、読み終えるのに1か月ほどかかってしまいました。
「王獣編」から11年経ち、主人公・エリンが妻となり母となったところからのスタート。
「王獣編」でも私の予想以上に話が大きくなっていったのですが、さらに話は広がっていきます。
ことが大きくなっていく中、エリンも夫も息子も全員が無茶をするので常にハラハラさせられました。
ファンタジー小説を滅多に読まない私ですが、最後まで面白く読めました。
ミステリとはまた違った感動があります。
『君のクイズ』小川哲
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
朝日新聞出版より
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!
「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
4冊目は小川哲さんの『君のクイズ』。
2023年の本屋大賞候補作の1冊です。
QuizKnockの動画を初期の初期から全部見てきた私が興味を持たないわけがありませんでした。
競技としてのクイズ、プレーヤーの考え方・戦い方など、クイズプレーヤーが「何故それだけの情報でわかるのか?」が小説という形で描かれています。
QuizKnock代表・伊沢氏の著書を参考にしているので、私にとっては耳にしたことのある内容も多かったですが、それでも面白かったです。
ストーリー自体はやや短め。
読みやすかったこともあり、一気読みしてしまいました。
『蟻の棲み家』望月諒子
東京都中野区で、若い女性の遺体が相次いで発見された。二人とも射殺だった。フリーの事件記者の木部美智子は、かねてから追っていた企業恐喝事件と、この連続殺人事件の間に意外なつながりがあることに気がつく。やがて、第三の殺人を予告する脅迫状が届き、事件は大きく動き出す……。貧困の連鎖と崩壊した家族、目をそむけたくなる社会の暗部を、周到な仕掛けでえぐり出す傑作ノワール。
新潮社より
5冊目は望月涼子さんの『蟻の棲み家』。
「大どんでん返し」「イヤミスの枠を超えた衝撃作」
そんな謳い文句が並んでいたら、読まないわけには行きません。
最初から陰鬱な雰囲気が漂っており、イヤミス好きの私にはたまらないスタートでした。
ただ正直な感想を言うと、その謳い文句のせいで期待値が上がり過ぎていたかな、と。
もちろん十分面白かったのですが、「イヤミスを超えた」かと言われると疑問です。
まとめ
ということで、本日は2月に読んだ本とその振り返りをしました。
私が今月読んだ本がこちら。
- 『獣の奏者 3探求編』上橋菜穂子
- 『獣の奏者 4完結編』上橋菜穂子
- 『獣の奏者 外伝刹那』上橋菜穂子
- 『君のクイズ』小川哲
- 『蟻の棲み家』望月涼子
これで2023年に読んだ作品は15冊になりました。
1月は10冊読んでいるので、かなりのペースダウンとなってしまいました。
3月は1月のようなペースで読んでいきたいです。
また、ブログもかなり滞ってしまいました。
2月は5本を目標にしていましたが、わずか3本に終わりました。
3月こそ5本上げられるようにしたいです。
本日はここまで。
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